ブログ｜茨木市のとくいクリニック

いつもありがとうございます。今回は大腸に関する調査が報告されましたのでお知らせいたします。

人間ドックや健康診断で便潜血検査(便中に血液が混じっているかどうかを調べる検査)を受けておられる方に気になる情報です。(検査を受けていない方も多いようですが・・・)

先日、世界的な医学雑誌に、便潜血検査で陽性と判明した人(便に血が混じっていた人)が、その後大腸カメラをするように勧められるのですが、すぐに大腸カメラをした人と、1年以上ほったらかしにした人ではどう違うかを研究した論文が発表されておりました。

結果的には、皆様の予想どおりですが、1年以上してから大腸カメラを受けた人のほうが、すぐに大腸カメラを受けた人よりも、大腸がんが2.2倍以上の確率で見つかるとのことでした。

これはあくまでもアメリカでの統計であり、日本人とは違うかもしれませんが、少なくとも便潜血検査(がん検診)を受ける人は癌にはなりたくないと思っているはずです。一番大事なのは、癌になるのはしょうがなくても、もし見つかるならできるだけ早期がんで見つけたいものです。

ということで、皆様、積極的に大腸がん検診、大腸カメラを早めに受けてくださいね(*^^*)

何かありましたら遠慮なく問い合わせください。お待ちしております。