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がんの場所により生存率が大きく変わってきます(+o+)

2017年3月4日 投稿者:tokui-clinic

いつもとくいクリニックをご愛顧頂きありがとうございます。

今回は表題にいやなことをあえて書いてみました。丁度、今年の特定健診が年度末となり、締切日が近づいているなか、先日、国立がん研究センターから、癌の部位別の10年生存率(癌が判明して10年後に生きている割合)のデータが発表されました。

癌全体では58.5%と半分の人が頑張って生きているとのことです。

では部位別ではどうでしょうか?一番10年生存率が良好なのが、前立腺癌で、なんと94.5%が生存(1000人中945人が生存)されておられます。これを見ると癌なんて怖くなくなりますよね(*^^)v

ただし、肝心なのはここからで、残念ながらたちの悪い癌もあるのです。食道癌は29.4%、胆のう癌や胆道癌はさらに悪く17.3%、肝臓癌も16.4%、そして膵臓がんに至ってはなんと5.1%でした(1000人中51人だけ生存)。

これだけ場所によって変わってくるのは、いろいろな原因があるのですが、我々にできることで最も効果的なことは、いかに早期発見するかにかかってきます。

ですので、結論ですが、定期的に検査して下さい。症状があればもちろんですが、症状がないときに検査することで早期発見することが可能となります。確かに検査には限界があり、必ず早期発見できるわけではありませんが、検査しない限りは発見もできないのです。(+_+)

癌検診とは違いますが、40歳以上の人には特定健診がありますので一度受けてみてください。また、茨木市在住の人には一部の癌検診も同時に受けることができます。(茨木市から送られてくるハガキが必要です!)  今年度(平成28年度分)は3月25日までの受付となっておりますので、一度ご相談頂ければ幸甚です。

では、ご来院をお待ちしております。